私の暮らし

発達障害の子供たちと小さくミニマムに暮らしていくのが目標です。

何がいいのか、それがいいのだ。


息子のことです。

息子はADHDの診断を受け、それは
去年のことでした。

当時の私にとってそれはひどく重くのし掛かる問題でした。

どうしていいのか、何をしてやれるのか、この先はどうなるのか、そんなことが渦巻いてばかりで時間が蛇口を思い切り捻ったかのような勢いで流れ去りました。

少し考えてもよくよく考えても
何もよくならないし進まないし
悪くなる一方でした。あの頃は。


それが去年のことでしたが
今年4月。新しい学年になり
クラスも担任も代わり不安なことだらけでした。

支援級に通うことになってから
この思いは杞憂に終わりました。

4月からの息子は毎日楽しい!と学校へ行くようになりました。

登校渋りもなく、毎朝必ず悪くなっていた体調も4月が始まってからそんな様子もなく、元気に朝御飯を食べて登校していきます。

それが本当に救いなのです。


こんな風に息子が笑って楽しんで学校へ行くようになるなんて思ってなかったから。

毎朝ずっと体調が悪くなっていた息子をなだめすかして機嫌をとって
今日は行けるのかな?と不安に思う必要さえ今はないのです。


新たな環境に本当に感謝です。


支援級の担任の先生もよく、様子をみてくださっていて連絡帳で連絡をくれます。その度に様子を知ることができ
対処することができます。


子育ては一人ではできるものではありません。

親以外の人や世界からもらうこと、知ること、教えてもらえることがとても役に立つようになる。

嫌いなものも目の前でペロリと食べて見せる子がいて悔しくて食べられたりするように、親以外の力はとても強く子供を刺激してくれる。

三者に認めてもらって、誉めてもらって、叱ってもらって、得るものはたくさんある。

私がしてやれることなんて僅かで
衣食住を満たす以外に内面を刺激して
世界を広げてくれるのは周りの人や環境があってこそ。

少なくともこれは私の考えでしかありません。当てはまらないことも多々あると思います。

私は子育ては下手くそで、うまく子供と遊ぶことさえ出来ませんでした。

私とずっと一緒にいたら、世界は開けなかったし出逢いもなかった。

だからこうしていま、接してくれる世界や人々がいてくれるのはとても助かるし素晴らしいことと思う。

私一人では今の息子はなかったと思います。

彼自身の力はもちろんのこと、それを支えてくれた人達や世界があったから
ここまで来れたのです。
そこに深く感謝するとともに
これからもそれを忘れないで生きていたいと思うのです。

何がいいのか、ではなくて
それがいいのだ。と思える気持ちを持って生きていきたい。


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